一日一膳。(仮)

日常を記す。

<イラク邦人殺害>男性を香田証生さんと確認 町村外相

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041031-00000012-mai-soci

予想されていた通りの最悪の結果に至った。本当にエグイ。
亡くなった人の事をこれ以上、とやかく言いたくはないけれど、はっきり言って防げる範疇の事件だったと思う。


仮に一歩下がって捉えてみても、今のイラクに向かうにしては、あまりにも準備の無さが目立つ。
そして、そこまで香田証生さんを駆り立てたものは何だったのか。
なんでもニュージーランドの生活は、静かすぎて、今のイラクを自分の目で見たいと言ったそうだが。。


仮に100歩譲って、特段の使命のない旅行者だったとしても、最低限その国の習慣や宗教、情勢は、最低限知っておくべきことではないのだろうか。
前回の人質事件よりもさらに彼をかばう意見が少ないのは、そこにあるのだと思う。
少なくても、前回の人達は、危険を認識した上で各々の役目を果たしていた。
マスコミも常識がなくて被害を受けた人よりは、地震で不可抗力にも岩の中に閉じ込められ、なお懸命に生きようとしている小さな命を取り上げるだろう。


確かに国は、国民を絶対に救わなければならない。しかし、主権が及ばない国では、できることにも限界があり、必ずしも救えるとは限らない。
特に交渉が通用しないアルカイダのような連中からは。
守られる者も最低限、自分の身は、自分で守る努力をすべきだと思う。
もしかしたら今回の事件は、長く続いた日本の平和ボケの表れなのかもしれない。