一日一膳。(仮)

日常を記す。

紅白歌合戦と日本レコード大賞


ミスチル、レコ大出る!10年前は大賞受賞も欠席

この受賞者を見ているとレコード大賞の存在意義が明らかに薄れてきた気がする。
そして、最近は、毎年のようにがっかりさせられる。


【金賞】「Carry on」(EXILE)、「あなたがいれば」(華原朋美)、「桜」河口恭吾)、「あかね雲」(神野美伽)、「胸焦がす…」(DA PUMP)、「愛よ愛よ」(夏川りみ)、「氷見の雪」(原田悠里)、「番場の忠太郎」(氷川きよし)、「QUINCY」(BoA)、「Sign」(Mr.Children)、「釧路湿原」(水森かおり)、「Night Deluxe」(Lead)


今年は、明らかに売り上げ的にも曲の知名度的にも平井堅の「瞳をとじて」じゃないの?と思う人は多いと思う。そして、選考基準の曖昧さについても。


なぜ紅白に出て、レコ大には出ないのか。逆にレコ大には出て、紅白には出ないのか。
ミスチルも紅白は音楽は勝ち負けを争うものじゃないとか言っておいてレコ大には出る。
浜崎あゆみもカウントダウンライブとは言っているが実はそうではない。
あゆ、レコ大辞退 大賞3連覇で決断 来年以降も不参加
去年と今年のSMAPも例外ではないし、はなっから出ない宇多田ヒカルもだ。


そう。つまり、年間の売り上げに直結する演歌歌手達とは違い、賞や番組の伝統に価値を置いていない彼らにとって出演する大きな意味合いがないのである。
紅白、レコ大とともにその年の総決算的な側面があり、今年を彩る曲を出した人気アーティストの選考漏れはまずありえない。それは、局側がオファーしても個々のアーティストが事情や考え、スタンスによって出演を辞退していることがこんなアンバランスな状況につながっているのである。そして、それがここ数年顕著に表れ、大賞候補の辞退によってもたらされる大賞って一体何なの?って思う。


先日、70年代当時のレコード大賞を見たが、どの曲も誰もが知っている曲で何よりバックバンドによる生演奏、そして歌唱力の高さには驚かされた。何よりあの当時は、賞自体に権威があり、歌手の誰もがその年の最後である大晦日を目標にしていたところがある。
でも今は、そうじゃない。今やCSで人気アーティストのライブを生中継する時代だ。
少なくてもこれらの番組が今年の総決算を自負するのなら、せめて最低限、曲が売れた人ぐらいは出してほしい。


結局、番組自体がおもしろくないから視聴者離れに歯止めがかからないのだと思う。
とは言っても長い歴史の中で年末の風物詩となっている両番組の需要は、まだまだあるのだろうけど。