一日一膳。(仮)

日常を記す。

小学校乱入:17歳少年 ゲームに夢中、中1で不登校


http://www.mainichi-msn.co.jp/kansai/news/20050215org00m040004000c.html

昨日、大阪の寝屋川市で17歳の少年が起こした事件。

連日の報道では、加害少年が小学生の頃の卒業文集の中でゲームデザイナーを志していたとか、同級生のインタビューの中では、毎日のように長時間ゲームをやっていて、それが原因にあったということを延々とクローズアップしている。


どうやら毎度お決まりのマスコミのバッシングが始まったんだとその時に感じた。いいかげんテレビを見るのがうんざりしてくる。それをキー局からローカル局までどこの局もそのことをやっているのだから本当に呆れてくる。


関西のワイド番組の中では、某スポーツタレントが、わざわざゲーム脳を引き合いに出して、果たしてその真偽を十分に把握しているのかさえ疑問だが、さもそのことが関係しているようなことをのうのうと喋っていた。その一方、別の番組では、うちの大学の某客員教授も同じような調子でコメントをしていた。ゲームをリアルタイムでやったことがあって、「ゲーム脳」のことを十分に知っている上で発言しているんだろうか。なまじ「ゲーム脳」という言葉ができてしまった為に彼らの格好のバッシングの材料となってしまったようだ。


はっきり言って、暴力的なゲームに問題があるんじゃなく、加害少年自体と何もしてこなかった家庭環境の問題だと思う。今の時代、ゲームをしていない子供を捜す方が困難であるし、その中に明朗活発な子供から悩みを抱えている子供までそのタイプは様々だ。


いちいちそれをゲームのせいにして、どうなるのか。それなら極端に言えば、いっそのこと販売禁止にさせればいいとさえ思えてくる。今まで子供に夢を与えることだって多くあっただろうし、他にも良い例なんてたくさんあるはずなのに。いつまで経ってもこの国のマスコミは、変わらないんだなぁと今回見ていて改めて感じた。本当に情けない。もし、自分がゲームを作る立場だったら今のこの状況を嘆くだろうね。