一日一膳。(仮)

日常を記す。

音楽産業の将来と小室哲哉

 ・エイベックス、音楽配信の高音質化プロジェクトを発足―小室哲哉を中心に。32/192マスターを標準化

ついに動き出しましたね。発足の動機として、着メロから着うた、着うたフルと音楽配信への消費者動向と現状の音質への不満が起因してのこと。ちなみにプロジェクト名は、「HIGH Definition Sound with TK」らしい。久々にwith TKを聞きました(笑)


でも小室さんは、早くから音楽配信には、目を向けていたものね。
ROJAMの設立、SMEから離れてのTM NETWORK音楽配信もそうだし。
当然の動きというところかな。


 ・globe decade Blog 音楽産業、音楽配信と着うたフルで何が変わる!?

けどこの藤井徹貫さんが行った小室さんがパネリストとして出たビジネスセミナーはなかなか興味深い。というか今回のことにもちろん関連しているんだろうけど。
その中で着うた、そして、着うたフルが時代に求められてもCDの形態は、変わらないことには同感です。


けど、もう一つ気になったのが、これから音質が高音質になるべきなのかという議論。
徹貫さんも述べているけど、globeのdecade tourのフルデジタルシステムの耳障りの良さは、本当に著しく従来のライブのそれとは違っていたからね。
全然、耳に負担がかからないし、あれが標準となればいうことがない。やっぱりいいものはいいということに尽きる。
だから音質が向上しても大して見分けがつかないって言う人の意見には、同意できない。
というかユーザーもそんなバカじゃないでしょ。
あと10年後、音楽を取り巻く環境は、今とは大きく変わっていることは確か。
まぁ、小室さんの言う通り、そんな環境が実現すれば言うことないんだけどね。


でも相変わらずこの人は、音楽について一歩先のことを考えているんだなぁと感心させられる。それに比べて、こんな名だたる音楽業界の人達が、現状認識のことばかりで未来のことを考えなくてどうするんですか?